Hotproceed

成型時間や表面質感を前提に、緑のところを成型テーブルに固着させる場合、このような形状では赤色の部分がうまく成型されません。

画像の例の場合･･･
・左のは右上奥を成型テーブルに固着させれば回避できますが、赤色の長さ的に時間がかかります。
・右の円柱（断面表示）は外の円をきれいにしたいので緑のところを成型テーブルに固着させることになりますがうまく作れません。

これはB9の宿命かと思われます。
Z軸は0.数ミリ単位で上下しますが、レジン自体はそうは行きません。
赤色の部分を作る場合、VATに入れてあるレジン分の高さ浸かっていることになり、その関係で照射による固化がうまくいかず、「軟質」な固化したレジンが発生、それにより以後の成型の失敗、最悪剥がれたレジンでのVATへの悪影響がでます。

私が以前作成した「球体の入った立方体」も、実は横の四角い穴の下側の面が波打っています。

数千万円のプリンターでは別レジンで空洞部分を埋めながら作るのですが、B9では回避できないかもしれませんね･･･